2017年9月1日金曜日

般若心経の解説 その10

故知般若波羅密多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪

「ゆえに知る。般若波羅は、これ神の言葉なのである。これ人々の心に明かりを灯す言葉なのである。この上の言葉は無く、並ぶ言葉すらない。」訳から漢字を見れば分かるはず。呪は呪文というイメージがあるが、ここでは言葉と訳してと思う。要は般若波羅密多は最高の教えだと言うことだ。



能徐一切苦 真実不嘘

「一切の苦しみをよく除き、真実で嘘では無い」訳から漢字をみて理解して欲しい。



故説般若波羅密多呪 即説呪曰

「ゆえに説こう。般若波羅密多の言葉を。今から言うぞ」という訳だ。



羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆詞

ここもサンスクリッド語の当て字であるため、漢字には意味がない。意味は「行く者よ、行く者よ。向こう岸に行く者よ。悟りに幸あれ。」だそうだ。この部分が有難いからと、子供が叫びながら暗い夜道を行く事もあるらしいが、意味を知ると魔を払う効力なんて無い事が分かる。



般若心経

知恵に至る心の教え







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