2016年7月23日土曜日

最高の学び方

人間、一生勉強と言われるように、何歳になっても学ぶ姿勢が大切と言われる。そこで、どういう学び方が効率的かという話を紹介したい。ある人によると、教えるのが良いそうだ。最高の学び方は、知っている知識を他人に教える事。絶対に教えてはいけない企業秘密的な例外はあるにせよ、おおよそ教える事は最も効率的な知識の蓄え方になる。

試しに、教えて見ると良い。教えるには、知識があやふやでは無理だし、どうやって教えたら良いかも考える。その過程の中で一番得するのは、教わる人ではなく教える人となるのだ。そして、色々な事をみんなに教えていると、自分も色々な事を教えてもらえる事が多くなる。結果、情報が自分に集まりやすくなるメリットも得られる。せっかく苦労して得た知識を教えてたまるかという人間は、最終的に損をする事を知っておくと良いかも知れない。

出入り口と言う話があるが、まずは出す事。出すからこそ、空いたスペースに新しい知識も入ってくるとイメージすれば良いだろう。教える事は、自分の知識を確かなものにし、かつ情報収集にも効果的となるのだ。

棋士である羽生善治の話を最後に紹介する。彼は研究会や対局後の感想戦で、自分の考えていることを惜しみなく相手に伝えるのだとか。最初その話を聞いた時は、将来は敵として対峙する相手に、自分の持っている知識を全部教えて良いのか?と疑問をもった。だが、羽生善治に言わせれば、自分の知識を出し惜しみなく教えるからこそ勝率が高くなると言う。出入り口。出すからこそ、入ってくる。出すのが最初。出すもの出せば、入ってくるものは後からついてくる。

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