2016年7月31日日曜日

人生は修行という話

人生は修行だと言われるが、何を修行するのか分からない人が多いはず。何かを我慢する時のうたい文句なのかなと思ったりもするだろう。そこで、今回は何を修行するのかという部分を紹介したい。斎藤一人によれば、一日をどれだけプラス思考でいられたかを修行するのだと言う。人は毎日が修行。一日、どれだけプラス思考でいられただろう?今日はどれだけマイナス思考を減らせただろう?理想的には一日中プラス思考でいられる事を目指す。こういう考え方も、分かりやすくて良いのでは無いだろうか?今日はポジティブな言葉だけを使ったか?ネガティブな言葉を口にしてないか?勢いのでるポジティブな言葉からのみ、運が向いてくる。



---- 以下、余談 ----

人生は修行だから、辛い事があるのは当然。そういう捉え方も大切。上の話と合わせて抑えておいてほしい。人生は修行という話の裏と表だ。

2016年7月30日土曜日

幸せとお金の関係

貴方は今、幸せだろうか?幸せな人もいれば、幸せと言えない人もいるだろう。では、何があれば幸せかと問われれば、お金や欲しいもの等無いものねだりをするかも知れない。ただ、結論から言えば、今の生活に幸せを感じれていないのなら、この先何があろうとも幸せを感じれないかも知れない。逆に、今の生活に幸せを感じてるなら、この先も幸せでいられる可能性は高い。今回はそういう話を紹介したい。

まず、幸せに関する興味深いリサーチを紹介する。そのリサーチでは宝くじの当たった人が一年後幸せになれたかを調べたそうだ。イメージの世界では、彼らは宝くじに当たって億万長者になれたわけだし、さぞ幸せに暮らしているはずだ。だが、現実はどうだったか?リサーチ結果によれば、宝くじの当たる前と当たった後で、幸せを感じるレベルは変わらなかったそうだ。驚きの結果だ。宝くじを当たる前幸せだった人は、その後も変わらず幸せだったし、当たる前に不平不満を言っていた人は、その後も変わらず不平不満だらけの生活だったわけだ。

次は下半身麻痺のような重度の障害を持った者が、それを持つ前に比べどうなったかを紹介する。彼らは何不自由なく動けた日常が、下半身麻痺によって不自由な生活になったのだ。さぞ、不幸を感じているだろうと思うわけだが、リサーチしたところ、彼らも障害を持つ前と持った後で幸せを感じるレベルが変わらなかったと言う。こちらも驚きの結果だ。重度の障害者になったのに関わらず、障害者になる前明るく暮らしていた人は、障害者になった後も明るい生活を送っている。

この2つの事は、現実とイメージの世界が全く異なる事を示唆している。今の生活に幸せを感じれない人は、例えお金持ちになったとしても幸せを感じれない可能性が高く、そして、今の生活に幸せを感じている人は、この先不幸が起きたとしても、時間がたてば幸せを感じれるようになる可能性が高い。幸せと言うと、どこか遠い世界の夢の話になりがちだが、結局は今の生活に幸せを見出せる性格かどうかになりそうだ。月並みの表現になるが、幸せは身近にあると言えよう。気付けるかどうかが分かれ目となる。



---- 以下、余談 ----

この話と中村天風や斎藤一人、小林正観の話を合わせて考えてもらえればと思う。検索すれば、たくさんHITするはず。もしかしたら、何か開けるかも知れない。お金は最低限必要なのは言うまでもないし、お金は有難いものだ。健康が良いのも間違いないだろう。ただ、幸せかどうかは本人の考え方による処のほうが大きい。圧倒的プラス思考こそが幸せの根源なのだ。

2016年7月29日金曜日

良い噂を流す

貴方の仕事仲間、プライベートの友人、家族など周りの人の良い噂を出来るだけ多く流すと良いという話がある。例えば、一日一回は誰かに良い噂話をすると決めるのも効果的だ。誰かに伝えた良い噂は、悪い噂のように即効性は無いが、長い時間の間にはみんなに広まる。貴方が友人を褒めていた事をその友人が聞いたなら、友人は大変喜んでくれるはず。どれくらい喜ぶかは、逆に自分が自分の良い噂を伝え聞いた時を想像すれば分かるはずだ。

最初は自分の印象を良くするために、ある種の下心をもって初めても良い。良い噂を流す事を日課としているうちに、貴方は本当に良い人になってしまうからだ。良い人になりたければ、良い人のやっている事を真似が近道。最初は下心で良い噂を流していたとしても、それが日課になったころには貴方は本当に感じの良い人間に変わっている。そして、周りには笑顔があふれているはずだ。自分を褒めてくれる人を嫌う人間はいないのだから。

2016年7月27日水曜日

人生は必要な事しか起きない

人生は必要な事しか起きないという話がある。その説の中では良い事も、悪い事も、果ては病気や死さえも必要だからこそ起きると言う。これは中村天風がカリアッパに師事している時、教わった事だそうだ。ある時、カリアッパが断崖をロバに乗りながらわたっていた。その道はロバが振り向けば下に落ちて死んでしまう細さだったので、中村天風はカリアッパを止めたのだとか。それはそうだと思う。目の前で師匠が死ぬのを見たい弟子はいない。だが、カリアッパは天風に言うのだ。何故、道を渡るのを止める必要があるのか?と。

普通の感覚なら、師匠そんな道を渡ってたら死んでしまいますよと言う場面だ。本気かと思うはず。断崖の細い道をロバに乗ってわたるのだ。ただでさえ危ないのに、さらにロバだって人間の言う通りに動くとは限らない。ロバが途中で何か他の動物に脅かされ、気が動転して転落してしまっても可笑しくはない。それなのに、カリアッパ師は言う。何故、渡るのを止める必要があるのか?と。

カリアッパ師に言わせれば、崖から落ちて死ぬとしても、それが自分の人生に必要だから起きたと言いたいのだろう。カリアッパ師を無謀と捉えるかどうかはさておき、この考え方にはとても重要な教えがある。

自分が生きている上で起きる事は、すべて自分に必要だからこそ起きている。人間は自分が置かれた状況が悪くなると、何故自分だけこんな不幸な目にあうんだとネガティブにとらえやすい。だが、自分が置かれた状況を悩んでも、状況は変わってはくれない。なら、この状況は自分に必要だからこそ起きていると前向きに捉えたほうが得というものだ。例えば、中村天風は病気だからといって、心まで病ませてはいけないと教えを説いてるが、病気であれ自分に必要だからこそ起きた。そういう積極的な思考をできるようになると、運も向いてくるのでは無いだろうか?何で自分はこんな事になったと悩むなら、人生は必要な事しか起きないという話を思い出してほしい。この意味が分かると、恐らく人間として成長できるはず。要は考え方一つ。圧倒的なプラス思考の前に、運命の女神も近寄ってくる。


---- 以下、余談 ----

斎藤一人の談話をネットで聞いて書いてみた。

2016年7月26日火曜日

過去は変えられるという話

過去は変えられるという話を紹介したい。普通は過去は変えられないが、未来は変えられる。だから頑張れと言う。お馴染みのセリフだろう。だが、斎藤一人によれば、過去は変えられるが、未来は変えられないのだとか。流石に面白い事を言う。だが、確かにそうだ。

未来は誰にも分からないが、少なくとも過去は思い出の世界。自分が良い思い出だと思っていれば、どんな悪い事も良い思い出に変わるし、悪い思い出だと思ってしまうと、どんな良い事でも悪い思い出となる。自分の考え方一つで過去は良くも悪くもなるのだ。

なら、過去は良いものに変えてしまおうじゃないか。例えば、誰か大切な人がいるなら、こう考えれば良い。過去にどんな事があったとしても、その事がなければ大切な人に巡り合えなかったと考える。そうすると、過去の悪い思い出が和らがないか?世の中はすべて必然。あの時の苦労が、大切な人に巡り合うのに必要だった。

これは一例だが、何でも良い。無理やりでも、自分なりにプラスに解釈して見るのだ。幸せな人生とは、過去を良い思い出として認識している人生。過去を良い思い出に作り変える人生。過去は自分で変えられる。この事に気づくと、貴方にブレイクスルーがあるかも知れない。全て良い方向に解釈していこう。そうすれば幸せが近寄ってくる。



2016年7月25日月曜日

深呼吸のやり方

深呼吸が大事だと良く言われる。運動、健康、気持を落ち着かせるため等色々の場面で深呼吸が注目される。そこで、深呼吸の正しいやり方を紹介したい。呼吸という文字を良く見てみよう。呼吸は息を吐いてから、息を吸うと書く。深呼吸はまずは肺にたまった空気を全部吐き出すのがコツ。空気を吐き出した後に、息を吸い込むと正しい深呼吸になる。

言われてみれば何て事ない話だが、言われないと気づかない人が多いはず。ぜひ試して欲しい。メカニズムとしては、酸素がポイントだ。人の体を回復させるのは酸素。肺の中の空気を全部吐き出す事によって、酸素をより多く取り込む狙いがある。

2016年7月24日日曜日

限界だと思ったら

限界を感じた時、どう考えたら限界を超えられるかという話を紹介する。結論から言えば、感謝する事らしい。例えば、梯子を登るとしよう。梯子を登れなくなったらどうしたら良いか?登れなくなった時に、頑張ろうとか、もうちょっとじゃないかと考えても足は出ない。でも、ここまで登らせてくれてありがとうと考えると、不思議と足がでるのだとか。

この手の話は、登山家が雪山で限界を感じた時に、どう自分に訴えかけ乗り切ったかというエピソードでも残っている。雪山で動けなくなれば死んでしまう。何が何でも自分を奮い立たせねばならないのだが、死にたくないとか、頑張れと考えても足は進まないのだとか。でも、体に支えてくれてありがとうと考えると足が出ると言う。

理由は分からない。ただ、感謝が人間に限界を超えさせるらしい。辛い時、限界を感じている時、感謝こそが最高の処方箋となる事を知っておいて欲しい。もしかしたら、何かしらのブレイクスルーがあるかも知れない。


がんばろう ×

もうちょっとじゃないか ×

ありがとう ○


2016年7月23日土曜日

最高の学び方

人間、一生勉強と言われるように、何歳になっても学ぶ姿勢が大切と言われる。そこで、どういう学び方が効率的かという話を紹介したい。ある人によると、教えるのが良いそうだ。最高の学び方は、知っている知識を他人に教える事。絶対に教えてはいけない企業秘密的な例外はあるにせよ、おおよそ教える事は最も効率的な知識の蓄え方になる。

試しに、教えて見ると良い。教えるには、知識があやふやでは無理だし、どうやって教えたら良いかも考える。その過程の中で一番得するのは、教わる人ではなく教える人となるのだ。そして、色々な事をみんなに教えていると、自分も色々な事を教えてもらえる事が多くなる。結果、情報が自分に集まりやすくなるメリットも得られる。せっかく苦労して得た知識を教えてたまるかという人間は、最終的に損をする事を知っておくと良いかも知れない。

出入り口と言う話があるが、まずは出す事。出すからこそ、空いたスペースに新しい知識も入ってくるとイメージすれば良いだろう。教える事は、自分の知識を確かなものにし、かつ情報収集にも効果的となるのだ。

棋士である羽生善治の話を最後に紹介する。彼は研究会や対局後の感想戦で、自分の考えていることを惜しみなく相手に伝えるのだとか。最初その話を聞いた時は、将来は敵として対峙する相手に、自分の持っている知識を全部教えて良いのか?と疑問をもった。だが、羽生善治に言わせれば、自分の知識を出し惜しみなく教えるからこそ勝率が高くなると言う。出入り口。出すからこそ、入ってくる。出すのが最初。出すもの出せば、入ってくるものは後からついてくる。

2016年7月22日金曜日

周りの人に福を配ろう

人間は大きく3種類に分けられる。例えば、タクシーに乗っていたとして、タクシーの運転手が道を間違ってしまったとする。貴方はどうするだろうか?一番いけないのは、運転手を罵倒する事。運転手だって間違えたくて間違えたのでは無い。そこを、自分はお客だからと、運転手を罵倒するようでは良い人間と言う評判は立つわけがない。

次に、普通の人が目指すべき人間と言えば良いか、タクシー運転手が道を間違った事を許す事が出来る人がいる。人間は一度怒ると、怒った後3時間から4時間は気持がネガティブになりやすいから損でも良いし、運転手だって一生懸命やってるんだと気持を組んでやるのでもよい。理由は何でも良いのだが、穏便にすませる。こういう人は、周りから人間ができているという評価が得られる。

そして、大概は成功者の人だが、タクシー運転手が道を間違ったのに、タクシー運転手を楽しませてやろうとする人がいる。どうやったら良いかは分からないが、タクシー運転手を笑わせようと頭を悩ませたりする。こういう人が一番凄い。もし、運転手が道を間違ったのに、お客に怒られる所か笑わされたとしたら、恐らくその運転手は貴方のファンになるし、覚えてもらえる可能性が高い。そして、その話を仲間に話すだろう。巡り巡れば、それが貴方の評判になるのだ。良い評判が立てば、どれ次は自分が客になってやるかとなるのが人情だ。

と、3種類の人間は紹介したが、貴方はどの人間になりたい?考えるキッカケになれば嬉しい。これから先どうなるかは分からないが、今の処、周りの人を喜ばせようとする人に福が集まる傾向はあるようだ。

2016年7月21日木曜日

励ましの言葉の効果

励ましが実際にどれくらい効果があるのかを計った実験が興味深いので紹介する。その実験によると、励ました場合おおよそ2倍忍耐強くなるらしい。励ますと、励まされた相手は2倍我慢強くなる。何をするにも、最も必要な能力は忍耐力だ。励ますくらいで忍耐強さが手に入るなら、どんどん励ましたいと思わせるデータだと思う。

その実験では、氷水を用意し、被験者に足を突っ込んでもらったそうだ。そして、被験者は励ましを受けた人と励まされない人に分け、それぞれどれくらい我慢できたかを計測した。そうしたら、励ましを受けた人は受けなかった人に比べ2倍氷水に耐えられたと言う。

この話はウンチクとして披露しても良いだろうし、チームワークのために仲間を励ませと言う時などの理由づけにすると説得力が増すはず。「お前ら仲間を励ましてるか?仲間を励ませ。そうすれば仲間は頑張れるんだ。」と、現場では言って、夜飲みの席では、このウンチクを披露すると頼れるリーダーと思われるかも知れない。

2016年7月20日水曜日

悪しき習慣の断ち方

今回は悪しき習慣をどう直すかという話を紹介する。結論から言えば、直そうとしないのが良いらしい。悪しき習慣を直すのでは無く、良い習慣を作ろうと心がける。良い習慣を作ろうとしていく中で、自然と悪しき習慣が消えていくのだとか。自分はここが悪いから治さないといけないと考えるのでは無く、良い習慣を作ろうと発想を転換する点がポイントとなる。悪しき習慣を直す一番の方法は、悪しき習慣を良い習慣で塗り替えてしまう事。悪しき習慣自体を忘れてしまう事が大切だ。

例えば、不健康だから間食を止めたいとしよう。この時、間食を止めようと考えてはいけない。それなら、間食する食べ物を健康的な食品に変えて見る事を考えよう。間食は不健康だからいけないのだ。間食する事で健康になるなら、間食も良いものとなる。発想としては、健康食品を食べる習慣を作ろうとするなかで、間食が不健康な悪習ではなくなっていくイメージだ。間食を止めようと考えない事がポイントだ。

間食をやめようと考えてしまうと、我慢できずに間食してしまった時に失敗をイメージする。この状況が悪しき習慣を断つには良くない。失敗した時のイメージが度重なると、間食という悪しき習慣を持つ事ばかりに意識がいき、自分は間食する人間だと強い自己暗示にかかってしまうわけだ。



---- 以下、余談 ----

習慣は巡り巡って人生になるとは、良く言われる話だ。悪しき習慣への対応方法を知っておくと、役に立つ事もあるはず。

2016年7月19日火曜日

会話のちょっとしたコツ

会話をスムーズにするコツを紹介したい。ポイントは笑顔だそうだ。しかも、会話をする前に笑顔を見せてから、会話に入るのが良いのだとか。笑顔を楽しい雰囲気になったときにするだけでなく、会話の導入部分であえて入れるようにすると会話しやすくなるそうだ。笑顔は友好の証だ。笑顔を向けられた相手は、恐らく笑顔になるだろう。そうして、お互い笑顔になってから会話を始めると、会話しやすくなる。

これは一言で言えば、会話前に会話しやすい雰囲気を笑顔で作ろうという話だ。難しい事では無いので、是非お試しあれ。

2016年7月18日月曜日

お辞儀のコツ

小笠原流のお辞儀という話を見かけたので紹介する。それによれば、お辞儀は終わったあと、最後1秒間相手を見る事で余韻が残り、良いお辞儀になるのだそうだ。言われてみれば、確かにと思う節はある。逆に、お辞儀が途中のまま歩き去られた時を思い浮かべて見ると、変な印象を覚えてしまう。お辞儀は終わった後、1秒間相手を見る、もしくは止まる。これがお辞儀の一つの型と言えよう。

余談だが、相手に余韻を残したくない時もあるだろう。その時はお辞儀の終わりに1秒間止まらなければ良い事になる。ようは使い分けだと思う。余韻をだしたい時、だしたくない時と両方使えるのが最も良いだろう。

恩送り

読者は恩送りという言葉を聞いた事があるだろうか?恩返し、恩知らずは良く聞く言葉だが、恩送りはあまり聞かないように思う。恩送りとは、受けた恩を違う誰かに返す事。例えば、受けた恩を返そうにも、すでに死んでいて返せない事がある。その時に、その受けた恩をその人の子に返してあげたり、全く知らない誰かに返す事を恩送りと言う。

自分はそういう事が恰好良い事と聞かされて育ったため、恩送りは美しいと思えてしまうが、もしそう思えなくても、これを機に恩という言葉を大事にすると良いかも知れない。人間関係は結局は恩のやり取りに過ぎないのだから。

昔、アメリカで銃乱射事件があった時、犯人の侵入を防ぐために、ドアを一人のユダヤ人教師がふさいだのだそうだ。教師は犯人に銃殺されてしまったが、その教師のお陰で生徒は窓から無事逃げる事ができた。ユダヤ人教師はホロコーストの大虐殺を生き延びた経験があるらしく、同じ思いを生徒に味あわせたくなかったのだろうとの事。

政治家の世界でも恩送りはある。小泉純一郎が、安倍晋三を後継者に育てたという話も恩送りの一例だろうと思う。小沢一郎が田中角栄から受けた恩を、田中真紀子を大臣にする事で返していたり、注目してみると力がある政治家はしっかり恩を送っているものだ。

恩を返すから、恩を送る人だから、その人に信望が集まりやすくなるという側面はあるにせよ、受けた恩は返すという心構えは美しいように思う。かくありたいものだ。今日はそんな事を考えた。


2016年7月17日日曜日

無上位のサービス

人は利害が分かる行為には感動しない。

人を感動させたかったら、利害が全くない行為が良い。

できれば、人目につかない行為。

人は無償の、本当に利他を感じる行為を見た時に感動する。

これを仏教では無上位と言う。



人は感じると動くから、感動とかく。

無上位の行為を見てしまった誰かは、

貴方に良くしてくれるだろう。

それが人情というもの。



何で自分はついてないんだ?

何であいつばかり仕事が?

自分はこんなに頑張っているのに?

そう思うならこの記事が役にたつはず。



無上位の行為をしているか?

人は利己的な行為で、心が動くことはない。

人を動かすのは利他の行為。

感動という字はどう書くか思い出してほしい。



伸びる人の特徴

米永邦夫によれば、棋士の中でも伸びる人にはある特徴があると言う。それは、家庭で奥さんが旦那を尊敬している事だそうだ。彼が言うには、奥さんが旦那を尊敬している家の棋士は実力が伸び続け、奥さんが旦那を尊敬していない家の棋士は、その人が今いくら実力があっても、必ず伸びなくなるのだとか。

ビジネスマンに対しても、家庭を大事にしろと言われるが、米永邦夫的な視点も大切なのだろう。家庭があれるようでは、腰をすえて仕事できないくらいに考えていたが、家庭を大事にすることは思った以上に重要なのだと感じる。

米永邦夫はある時期、全然勝てなくなり、自分の子供くらいの年齢の若手棋士を研究した。その結果、得られた結論が家庭を大事にするだそうだ。これは彼が死にもの狂いで、自分の棋士生命を伸ばそうとした結果得られた結論だ。要チェックして欲しい。

晴れの日の友、雨の日の友

今回は晴れの日の友、雨の日の友という話を紹介したい。友達と一言に言っても色々な人がいるものだ。自分が調子が良いときは近寄ってきて、自分が調子悪くなると見切りを入れてくる人がいたと思えば、自分が調子が悪い時こそ親身になってくれる人もいる。前者を晴れの日の友と言い、後者を雨の日の友と言うらしい。

人間は自分本位になりやすく、雨の日の友を大事しない人が多い。例えば、芸能人で言えば、売れない時代を支えてくれた本来は最も大切にしなければならない友を軽く扱い、売れてからできた友ばかりを優遇する。だが、売れてからできた友は所詮晴れの日の友だ。貴方が売れなくなったら、貴方の前からいなくなる。売れる時代が長く続くとは限らないし、それを長く続けさせてくれる人こそが苦労時代の友な事を忘れてはいけない。

歌手は飯の食えない時代を支えてくれた女性と結婚するが、売れてくるとその女性と離婚し、新しい綺麗な子と結婚したりする。だが、その綺麗な子は売れている歌手だからこそ近寄ってきた子だ。歌手が売れなくなれば、当然のようにその歌手の目の前から消えていく。

貴方にとって本当に大事な友は誰だろうか?晴れの日の友を邪険にしろと言いたいのでは無い。だが、雨の日の友に目を向けているだろうか?考えるキッカケになれば嬉しい。貴方にとって、本当に助けとなる大事な友は雨の日の友だ。忘れないで欲しい。一度、貴方から見切りをつけられたと思った雨の日の友は、さすがに次の雨の日に友でいてくれるかは分からない。雨の日の友にこそ、お陰様で今の自分がありますと言えるような人間でありたいものだ。

2016年7月16日土曜日

最近笑えない貴方へ

楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しくなる。

もし、最近笑ってないと思ったら、思い出してほしい。

楽しい事がないから笑ってないのではない。

笑ってないから、楽しくないんだ。



鏡の前で、笑顔を作る練習をしよう。

一日10回笑うで良い。

無理やりでも、笑顔になるんだ。

ものは試し、騙されたと思って。



類は友を呼ぶ。

いい笑顔ができるようになった貴方の回りには、

同じくいい笑顔の人があつまってくるだろう。

その頃には、自然と笑えるようになってるはずだ。



楽しいから笑うのではない。

笑うから楽しくなる。

笑顔は心を楽しくし、いい友達も連れてくる。

さぁ、笑おう。




---- 以下、余談 ----

笑顔を作るという話を見て書いてみた。笑顔を無理やりにでも作っていると、いい笑顔で笑えるようになり、不思議と本当に楽しくなってくる。そして、いい笑顔が自分に染みついたころ、自分の回りには良い笑顔の人がいるようになっているだろう。笑顔を作ると、笑顔にあふれた生活に近づくのだ。


2016年7月15日金曜日

詐欺防止の方法

オレオレ詐欺から金投資詐欺まで詐欺の話には糸目がない。そこで、詐欺防止について考えて見よう。詐欺防止の直接的な対応としては、うまい話があった時は、警視庁の詐欺関連のHPを調べてみるくらいでも大分減らせるはずだが、その根本的な解決策は何でも自分で考えるという癖になろう。自分の事は自分で決め、他人には預けない。それが大切だ。

ある旧家の名家では、占い師に頼り切っていたそうだ。この占い師は信頼できるからと、人生相談から金融資産、果ては不動産まで何から何まで占い師に任せていたと言う。結果どうなったかと言うと、すべての資産が占い師の懐に入るように運用されてしまった。この手の話は、芸能人関連でもニュースになる事があるため、意識していれば気が付く事があるはず。この話が貴方の生活を見直すキッカケになれば嬉しい。

要は、短気は損気、怒る前に一呼吸おけと言う話と同じ事。どんな話を聞いても、いったん自分の懐に入れ考える癖をつければ良いという話だ。そして、相談相手に任せるにしても、本当に親身になってくれる人なら、リスクに関する説明をしっかりしてくれるはずだ。貴方との関係を大事だと感じているなら、貴方に自分に騙されたと思われる事が嫌なのだ。リスクに関する説明をしてこない、もしくは、ごまかそうとするなら怪しいと思っても良いかも知れない。


2016年7月14日木曜日

日本人とフランス人の違い

今回は日本人とフランス人を比べる事によって、日本の正義だけがすべてではない事を紹介しよう。日本人は周りに合わせる事を大切にする。空気を読めという言葉にも現れているように、周りの空気と自分を同調させる事が大事となる。例えば、みんなでランチを食べに入ったお店で、みんなAセットを頼んでいるのに、自分はBセットを頼むなら空気を読みなさいとなりやすい。日本で生きていると、これが自然なので疑問を持ちづらいわけだが、フランス人は全く違う。

フランス人にとっては、みんながAセットを頼んでいても、自分はBセットという言う事が当たり前らしいのだ。そして、周りと同じで無い事に悩みを抱えやすい日本人にとっては驚いた事に、フランス人はみんなと同じになってしまうと悩むのだそうだ。まわりと自分は違うと意識出来る事によって、自分の存在を認識しているのだろう。

以前、自分も周りと違う事に悩みを抱えた時期があったが、フランス人の話を知って周りと違う事は良い事だと思うようになった。勿論、日本で生きる以上、周りに同調していくことは大切だが、悩みを抱えるほどの問題でないと思ってよいだろう。極端だが、住む国を変えたらどうだ?つまりは、そういう事だ。日本人の良い処と、フランス人の良い処をベストミックスしたいものだ。そして、それが求められる国際人では無いだろうか?



2016年7月13日水曜日

げんの良い歌 (Happy)

話す言葉に霊が宿り実現すると言う言霊という話と、カラオケなどで歌える幸せな歌と言う意味で、ファレルウィリアムのハッピーという曲を紹介する。この歌は歌の題名どおり、幸せ全開な歌となっているため、はっちゃけて幸せを表現した歌だ。気にいれば嬉しい。

斎藤一人が、ついてると口癖にすると、本当についてるようになると言ってるので、それをカラオケであやかる狙いがある。



惻隠の情

海外の事を深く知っているわけでは無いが、惻隠の情という相手を思いやる事を良しとする文化は日本の特徴の一つかも知れない。これからグローバル化するにあたって大切なのは、日本文化を脇に置いておく事ではなく、日本文化をしっかり身に着けている事となるため、惻隠の情も日本人としてのアイデンティティとして身に着けても良いかも知れない。スポーツで考えて見よう。

例えば、負けた者には何もやるなという考え方がある。TVの受け売りだが、負けた者に何もやらないからこそ、負けた者はその悔しさが身に染み、将来の勝者となるのだ。だから、負けた者には何も与えない事こそ愛となる。これはTVで放送された話なので、格好良い言葉になっているが、負けたんだから何ももらえないのは当たり前だというのが、一般的と思ってよいだろう。

しかし、日本の惻隠の情という武士道の考え方は違う。江戸時代の相撲では、勝った者が称賛されるのは当然として、負けた者だけを集めて慰労会が開かれたと言う。負けた者によく頑張ったと飯を食わせてやる。そうする事で負けた者をねぎらったのだ。そこで、みんなに支えられていることを力士が感じ、次の相撲で勝つ事を約束するわけだ。(負けたら何も与えないでは無い)

相撲は神事であるから、スポーツとは違うわけだが、日本の特徴的な考え方は伝わると思う。日本は判官びいきが好きと言われるが、それこそが惻隠の情の現れと言えよう。この2つの考え方の違いはどちらが良いという話では無い。単に価値観の違いに過ぎない。だが、グローバル化するにあたって、日本人に求められるのは日本人らしさであるのだから、惻隠の情を身に着けておくほうが良いのでは無いだろうか?考えるキッカケになれば嬉しい。

2016年7月12日火曜日

ザイガニック効果

読者はザイガニック効果を聞いた事があるだろうか?ザイガニック効果とは、ソ連の学者によって発見された人間の記憶に関する特徴の話だ。例えば、掃除をしたとしよう。ある人は掃除を最後まで終わらせて、ある人には掃除を途中のまま終わらせたとする。しばらく時間がたった後に、何してましたか?と聞いてみる。そうすると、掃除を最後まで終わらせた人は覚えてない事が多く、掃除を途中で終わらせた人は記憶にとどめている事が多いのだと言う。

ザイガニック効果によれば、記憶にとどめたい事は結論を出さないほうが良く、結論をだしてしまうと人間は忘れやすいのだろうとの事。日本では、吉田松陰が塾生にこの手法を使っていたようだ。吉田松陰は塾生に何故中国がヨーロッパの植民地になったのか、日本はこれからどうしたら良いのかを塾生に考えさせた。そして、決して結論を言わず、考えさせるだけ考えさせてから、次の話題に行ったと言う。結果、塾生たちは日本の行く末に関して、悶々とした気持ちを長く抱える事になり、それが行動となって明治維新になったとザイガニック効果的には説明される。

ザイガニック効果は自分の行動を見直すキッカケにしても良いだろう。例えば、何か記憶にとどめておきたい事があったなら、腹8分目、9分目が最も効率的だという事になる。考えるだけ考えて、結論は出さない事にコツがある。何かのペーパーテストを受ける時は使いづらいが、全部覚える事だけが正義では無い事は知っておいて損は無い。何かを長く楽しみたい時は、腹8分目にしておく。どこか老練な感じもして、粋じゃないか?

例えば、誰かに何かを教えるとする。その時は、結論だけは教えないというやり方が良いのでは無いか?あくまで、結論を相手にださせるように導くのが教育と言える。初心のうちは、自分が知っている事をすべて教えてあげたほうが、相手の役に立つと思ってしまうが、ザイガニック効果的には良くない手法となる事は覚えておこう。

例えば、誰か好きな人がいたとする。ひたすら、思わせぶりな行動をすると、相手が考えてくれるかも知れない。ザイガニック効果はそういう事だ。結論は出さないからこそ悶々として、記憶に留まることになり、気付くと好きになるかも知れない。ただ、これはその人のキャラクターにもよるので、あくまでザイガニック効果を適用させるならという話になる。他にも色々あるだろうが、ザイガニック効果を生活に取り入れて見るのも面白いかも知れない。結論は保留する事にコツありとまとめて置く。






2016年7月11日月曜日

神頼みのやり方

神頼みは、神様にお願いしてはいけないと言われる。なら、何で神頼みするの?となるわけだが、そういう事になっているのだから仕方ない。正しい神頼みのやり方は、神様にはお願いするのではなく、お陰様でありがとうと言う事だそうだ。こうして無事いられる事こそが、神の恩恵なのだ。そういう気持ちを持つと神頼みで運が向いてくるだろう。

正しい神頼みのやり方は、お陰様という気持ちに真髄があると言われても、実感が無いかも知れない。そういう人にむけ、具体的に書いておく。例えば、貴方の前に金の無心でも何でも良い。何かお願いをしに来た人がいたとする。そうすると、貴方はそのお願いを聞くかどうか迷うだろう。金の問題なら、貸すべきか、貸さざるべきか、貸した場合のメリットはと頭を使うはずだ。

だが、貴方の前にお陰様で無事暮らせてますという人が来たとする。恐らく、貴方は嬉しくなるだろう。嬉しくなれば、当然また世話してやるかとなるのが人情だ。つまり、お陰様でありがとうと言われたほうが、人の気持は動きやすいのだ。神頼みも同じ事。神様の気持をゆさぶるのは、お陰様でありがとうという気持ちという事。

2016年7月9日土曜日

汗の匂い対策 

今回は、以前ラジオで聞いた、汗の匂い対策に半身浴が良いという話を紹介する。その話によると、汗にも臭わない汗と、臭いやすい汗というものがあり、臭わない汗はさらさらとしているのだとか。自分の汗をみて、さらさらしているか見ても良いかも知れない。で、どうしたら臭わない汗が出せるかと言うと、汗腺を鍛えれば良いのだとか。

具体的には、手と足を42度のお湯につける半身浴が効果的だそうだ。汗腺機能は脳の温度を下げるために備わっているらしく、脳から遠いほど弱まるのだそうだ。そこで、脳から一番遠い手と足を温めて鍛えるのだろう。半身浴が匂い対策になっているとは驚いた。これを機に半身浴を見直しても良いかも知れない。汗をかくと臭わなくなる。汗をかかないと臭うようになる。普通は逆だと思うだろう。興味深い話だ。


汗に匂いが出やすくなる行為

  • エアコンづけ
  • 運動不足


出世したければボスの猿真似をしろ

アメリカには、出世したければボスの猿真似をしろという言葉があるらしい。言葉遣い、食べ物、服装、車等ありとあらゆるものを真似すると出世が早まる傾向があるようだ。恐らく、日本でもそうなので覚えておくと、役に立つことがあるだろう。

真似をするとは、それが良い事と認める事だ。真似された上司が悪い気持になるのは難しい。真似してる部下と、真似しない部下が同じ実力なら、どちらの部下を可愛いと思うかは明らかのように思う。数字の求められる世界では、可愛いだけで出世させるわけにもいかない場合もあるが、可愛い部下と思えば、それなりの引き立てがあるのは自然。人間結局は好きか、嫌いかだからだ。好きなら、しょうがないなとなってしまうのが人情だろう。

時には、お前は人の真似ばかりしてと怒られるかも知れないが、その時はせめて上司に近づけるようにと思いましてという雰囲気を出せば、気分を害するほうが難しい。その場では怒られても、内心はしょうがない奴だと面倒を見てくれるだろう。

アメリカの諺の理由を自分なりに考えてはみたが、要は猿真似が正義と言う話。どうしたら良いか分からないなら、上司の真似から初めても良いのでは無いだろうか?

陰徳をつもう

陰徳をつむと良いという話がある。陰徳とは、人知れず行う善行のことだ。とは言え、そんな難しい事をする必要は無い。例えば、自分の家の前を掃除する時に、他人の家の前も掃除してあげると言ったちょっとした事で十分だ。何かの慈善活動をするのも良いだろう。とにもかくにも利他的な行動が、自分に運気がめぐらせるらしい。

自分が幸せと思っている時は気付きづらいが、禍福は糾える縄のごとしと言って、幸せなときに不幸が近寄ってくる。幸せな時は、周りからは嫉妬、妬み等の感情を持たれやすく、周りから攻撃するターゲットに選ばれやすい。だが、陰徳をつむようにすると、そのターゲットから外れやすくなると言えば良いか。

相手の幸せが勘に触るとはいえ、自分に恩恵のある人を攻撃する人は稀だし、攻撃するようなら守る人がでてくる。結果的に、陰徳をつむと幸せが長く続きやすい道理となる。利己的な行為を非難する人は多いが、利他的な行為は非難しづらい。何か裏があるに違いないと影口を叩かれるだろうが、それでも味方が多くなるので相殺される。禍福は糾える縄の如し。幸せだからこそ、他人にお裾分けする意識が大切だ。

良い口癖を作る

斎藤一人によれば、運が良いという意味の、ついてると思うようにすると、本当に運が良くなるのだとか。そして、類は友を呼ぶという感じで、まわりにも運が良い人が集まってくると言う。なら、ついてると言う言葉を、口癖にしてはどうだろう?実際に自分でやってみたのだが、掃除をする時に、ついてるついてると言っているだけで気分が良くなった。ついてると言うと、ついてる理由をさがし、確かに自分はついてるなと考える。口癖にするだけなので、どうぞお試しあれ。

中村天風によれば、ネガティブな事を考えた時は、こう考えるのだとか。昨日までの自分はそうだった。でも、今日からは違うと。全くネガティブな感情を持たない事は難しいが、昨日まではそうだったが、今日からは違うと口癖にすると、あるいは良いかも知れない。ネガティブな感情は、速やかにポジティブに移行させるのが良い。口癖くらいで移行できるようになれば、最強だろう。

誰の言葉だか忘れたが、辛いときは、ここだ!!と言う。何をするにも、最初は調子よかったけど、途中からは辛くなることがある。仕事がまだこんなに残ってるのか?と肩を落とすイメージだ。そういう時は、ここだ!!と言う。ここが頑張りどころ。人は見られていないようでも、誰かが見ているもの。辛い時にここだ!!と奮い立てば良い流れがめぐってくるだろう。もしくは、さぼりそうになったら、ここだ!!と自分を戒めるのも良い。

これに限らず、自分をプラスに導ける口癖を探すと良いかも知れない。言霊と言って、日本には話す言葉に霊が宿り、実現するという言い伝えがある。良い口癖をもてば、良い運気がめぐってくるというものだ。


モンスターペアレンツへの対処方法

ここ何年もモンスターペアレンツに脚光が集まっている。ひどいものになると、集合写真の真ん中に自分の子供がいないからと、写真を撮りなおさせるケースもあるのだとか。そうなると、唯の害悪にすぎないのだが、モンスターペアレンツは気にならないのだろう。日本的な感覚では恥を知れと言った処のはずだが、恥を知らないのだから仕方ない。そこで、どうやったらモンスターペアレンツを少なく出来るか考えて見る。

例えば、集合写真のケースを考えて見る。思うに、モンスターペアレンツにとっては、中央に我が子を映っている事が素晴らしい事だと思っているのだろう。だからこそ、中央に自分の子供がいないと駄々をこね、写真を撮りなおさせる。ならば、集合写真の中央に映る事は、特に良い事では無いと教えてあげれば良い事になる。

まず、子供が中央にいないと親が駄々をこねた場合、親的には子供のためを思っているのだろう。だが、本当に子どものためになっているだろうか?思春期の子供には、集合写真を面倒と言ってしまう子が何人かはいるもので、そういう子がクラスで目立つ子だったりする。その目立つ子の親が自分の子を中央にと言うのなら、まだ治まりがつくが、そういう子は親に干渉された事をかっこ悪いと感じるだろう。その目立つ子以外の子の親が我が子を中央にと駄々をこねるなら、イジメの対象になるのが予想できる。集合写真なんて面倒なものは早くすませろという空気があるなかで、わざわざ撮影を中止させて、写真を撮りなおすのだ。その報復がないと考えるほうがおかしい。

親は子に良かれと思って、思い出は大事だからと写真を撮りなおさせる。もしくは、単に親の面子で写真を撮りなおさせるわけだが、その弊害は子に及ぶ。だが、自分の子の立場を悪くしたいと思う親はいないだろう。こういう状況をモンスターペアレンツは分かっていないのだ。なら、写真撮り直しから想定できる未来を教えてあげるのが対応策の一つとなる。

さて、次にもっと直接的な対応方法を書いてみる。モンスターペアレンツにとっては、集合写真の中央に子供が載っていると、クラスの中心人物的なイメージがあるのだろう。だからこそ、中央におきたがり、何で家の子は端っこなの?となる。だが、果たして、集合写真の中央はそんなに美味しいポジショニングだろうか?

大人になったときを考えて欲しい。自分は子供時代から集合写真を撮ればいつも真ん中で載ってましてという人間と、自分は子供時代の集合写真では隅っこに載ってばかりでという人間がいたとして、どちらが好ましく思われるだろう?人は自慢話が嫌いだ。恐らく中央に載ってたという人間はいけ好かない奴と思われ、端っこに載ってばかりという人間は微笑ましく思われる。もっと、具体的に状況を想定して見よう。

貴方の子は大人になって、偉くなったとする。その時の会話だ。貴方の子が講演する事になり、壇上にのぼり子供時代を話す機会があったとする。自分は今はこうして壇上から話す機会を頂けるようになりましたが、子供の頃はと言えば、集合写真ではいつも隅っこに映っていてと言うなら、恐らく柔らかい雰囲気になるだろう。だが、自分は子供のころから写真を撮れば中央でと話を始めたなら、はいはいそうですかとなる。

自分の失敗談等をおおっぴらに話せる人が人物だと言う。そして、失敗談を話せる人はみんなに好かれる。モンスターペアレンツ的には集合写真の中央こそが美味しいポジショニングだと思い込んでいるのだろうが、将来の話のネタになる処まで考えた時、中央が本当に良いポジションとなるだろうか?勿論、悪いポジションでは無いが、端っこでさえ話し方のコツさえ知っていれば、美味しいポジションなのだ。少なくとも、写真を撮りなおさせるほどのメリットは無い。将来みんなに好かれる話のネタを作ってあげるという意味では、逆に中央から端に子を移動させても良いくらいだろう。

親は木の上に立ってみると書く。子供には子供の社会があり、そこは親のいる社会とは全く隔離されている。親の社会のルールで、子の社会へ干渉すると、良い事はない。24時間つきっきりというのは不可能なのだし、子供の事は基本的に子供に任せるしかない。親という字から、親のあり方を見直して見るのも良いかも知れない。親と言う字は、親が木の下にのこのこ降りて良いとは書いてない。





2016年7月3日日曜日

名前を大切にしよう。

名前を大切にすると良いという話がある。例えば、自分の名前を書くとき、適当に書いてはいけない。日本には言霊と言う考え方があって、言葉に霊が宿ると言う。適当に書いた名前には、適当な霊が宿り、しっかり心を込めて書いた名前には、そういう霊が宿る。貴方はどちらの霊に宿ってもらいたいだろうか?そういう話だ。

自分の名前を大切にすると、まず最初に自分を大切にするようになる。そして、相手の名前を大切にするようになる。名前を大切にされた相手は悪い気はしないし、貴方自身も相手を大切にするだろう。物の名前を大切にすれば、物を自然と大切に扱うようになる。物を大切にすれば、自然と貴方の腕前も上がっていく。1流と呼ばれる人ほど、物を大事にする。これは1流だから物を大事にするようになったわけでは無く、物を大事にしていたら1流になったというのが自然だ。

自分の名前を大切にするだけで、すべてに敬意を払うようになっていくため、貴方自身が周りから大切にされるようになるのだ。世界は鏡のようなもの。敬意を払うなら、貴方にも敬意が払われるだろう。



---- 以下、余談 ----

竹田恒泰に影響を受けて、記事を書いてみた。自分の名前を大切にすると考えた事がなかった。自分の教養のなさを感じるとともに、勉強になった。良い話のように思う。名前には名付け主の願いが込められている。その願いを適えてやると言うのも、粋な生き方では無いだろうか?人は名前の通りの人間になると言う。それなら、名前を大切にして悪い事はないはず。

リーダーのあるべき姿

求められるリーダー像として、今回は近衛文麿の話を紹介する。近衛公は部下をつれて芸者遊びをする時は、一番の綺麗どころを部下に与えたと言う。自分には、客につけず入口に待機している、綺麗と言えない女を呼ぶ。そして、いつもは声すらかからない女は、近衛公に酒をつがれ感動しまうのだそうだ。

近衛公は日本有数の名門の出自で、総理大臣を歴任し、昭和天皇とも対等に話せたとされる時の権力者だ。その彼が自分は余りものとなる芸者を側において、部下を楽しませようとしている。これが其処ら辺の地方の議員なら、一番の綺麗どころは自分の隣に抱え、自慢話に花を咲かせるだろう。自分が部下になった気持で考えて欲しい。近衛公のようにされたら、恐縮してしまわないか?

松下幸之助が頼まれ地方議員をやった事があったと言う。ある時、先輩議員に連れられ早めの昼飯を食べる事になった。入った店で先輩議員がいつものをくれと言い、特製の豪勢なランチが頼もうとしたのだとか。そして、お前もどうだと薦めてきた。普通の人なら議員になって良かったと、喜んで馳走になったに違いない。だが、松下幸之助は違った。

幸之助曰く、今の時間は会社の部下がまだ働いております。それを、自分だけが豪勢な食事を頂いては申し訳ない。だから、遠慮すると言うのだ。この言葉を聞いた、その先輩議員は自分の仰ぐべき人間はこの人だと、幸之助の会社に入社してしまったと言う。

リーダー像は色々あり、これが正解というものは無いかも知れない。だが、部下の心の琴線に触れるリーダーでなければ、大きくは飛べない。近衛公と松下幸之助のやり方から、何か得られるものがあれば嬉しい。



---- 以下、余談 ----

ホテル・リッツカールトンでは、従業員の待合室に一番良い部屋を割り当てると言う。普通は客に一番良い部屋をあて、従業員には日当たりの悪い客用にはできない部屋を用意する。リッツカールトンの従業員への気配りと近衛公の話が被る気がしないか?


2016年7月1日金曜日

最近、感動出来ないと思ったら?

体を動かすと良いという話がある。感動の多い大人の特徴を調べたところ、幼い時に良く体を動かしていた人が多いそうだ。楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいという話がある。人間は頭で考えた事が体に影響を及ぼす事もあるが、その逆に、体が頭に影響を及ぼす仕組みになっている。そのため、頭が調子悪い時は、体を良く動かす事が特効薬になったりする。体を良く動かすと、頭も良く働くようになり、結果感動もしやすくなると言う。

最近感動できなくなったと思うなら、まずは体を動かすと良いだろう。年齢は関係ない。体が動くことで、脳みそがマッサージされ、脳みその柔軟性が取り戻される。脳みその凝りが取れた時、感動もできるようになるはずだ。うつ病の治療に軽い運動が薦められることからも、試す価値のある方法であることが分かると思う。うつ病の治療では、現在、薬と運動が同じ効果となっているのだ。

脳みそは直接はマッサージしてほぐすことが出来ないが、体に指令を出している回路が存在する。その回路を逆に辿る事で、脳みそをマッサージしてあげる。運動は脳みそのマッサージなのだ。

ストレスへの対処方法

ストレスへの対処方法をいくつか紹介する。まず、ストレスは脳みその問題なので、脳みそを休ませることができれば軽減できる。具体的には、寝て治るなら寝るのが良い。疲れてる時は、良い思考がしづらい。思考がまとまらないなら、一重に寝てしまってはどうだろうか?

寝てもどうにも駄目な時は、例えば泣く事を試す。涙は脳のストレスを軽減させる効果があるため、泣ける映画なり、泣ける話を読むなり、自分なりの泣ける方法を確立しておくと良いだろう。笑うでも良い。腹の底から笑えるなら、まだまだ余裕がある証拠だ。

ストレスには軽い運動も効果的だ。今は薬と運動が同じ効果がある事が分かっているため、頭はスッキリしないなら、散歩に出かけると治療効果があるので覚えておくと良い。楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいの言葉通り。体を動かすと、気持に大きく影響する。

これくらいがストレスへの対処方法として一般的だが、これを効果的にするコツも紹介する。ストレスは、ストレス発散を自分で意識するとより効果的となると言う。例えば、単に泣くより、泣く事はストレスを発散する事と、自分で分かっているほうが良い。散歩も、散歩はストレス発散になると、自分で知っている事でより効果的になる。自分でこれをするとストレス発散になると理解している事が大切だ(自己暗示)。

具体的には、仕事がうまく行かない時は、カラオケに行くとストレス発散できると考える。最初は無理やりなので、そこまでカラオケでストレス発散できないかも知れないが、自己暗示が強くなるにつれ、ストレス発散できるようになるだろう。上司と上手くいかない時は、サウナに行くとストレス発散できるとしてしまう。最初はストレス軽減効果が低いかも知れないが、自己暗示が高くなるにつれ、サウナが上司とのストレスを和らげてくれるようになる。

これは自分で勝手にルールを作って良いため、仕事用のストレス発散、プライベート用のストレス発散等、複数のストレス発散方法を自分で作ってしまうのが良いそうだ。AにはAのやり方、BにはBに適したやり方、CにはCのと用意しておくとストレス発散の達人になれる。なお、これは宇宙飛行士のやり方だそうだ。




まとめ

ストレス発散は、ストレス発散専用の道具を作り上げるような意識を持つと良いのかも知れない。良い道具をもつほど、ストレス発散効率があがる。道具は運動、泣く、笑う、寝ると様々あるが、それを効果的にストレス発散できるまで磨き上げるのだ。ストレス発散できないなら、まだ道具の磨き方が甘いという事。良い道具さえ持てるなら、貴方はストレスから開放され、無敵になれる。道具を磨こう。ストレスを発散する道具を作り上げるのだ。

  • 体を動かすと良い。
  • 泣ける、笑える映画等を見る。
  • 良く眠る事。
  • ストレス発散効果があると、自己暗示にかけると効果倍増。
  • ストレス発散方法を複数持ち、使い分けるとより効果的。
  • ストレス発散方法は、自分で作り上げるものと思え。



良い男(女)とは?

良い男とは、結局のところ、頭の良い人間の事という話がある。ただ、学校時代に成績が良かったら良い男と言うわけでは無い。教育の有無より、教養が大切だそうだ。一流大学をでても、良い男と言うわけではない点には注意して欲しい。

良い男とは、つまるところ自分のスタイル(哲学)を持って生きている人間。何事も自分で考えて判断し、特に偏見にとらわれず、主義主張に凝り固まることない柔軟な思考で、鋭い洞察力を持つ。そういう男がカッコいいそうだ。なお、利他的である事も重要な要素となる。チェックポイントをあげておく。チェックポイントをクリアしていれば、良い男だと自信を持って良いだろう。


Check Point
  • 何事も自分で考えるようにしているか?
  • 自分の意見と周りの意見を比べて、立ち位置が分かるか?
  • 自分の主義主張を状況に合わせて変えられるか?
  • 洞察力を磨いているか?
  • 聞き上手を意識しているか?
  • 他人を喜ばせようとしているか?