2016年4月4日月曜日

結果か過程か

結果か、過程かという議論は良くされる議論だが、実際はどちらか何て選べる性質の議論では無い。勿論、職業人としては結果と答えるべきかも知れないが、結果が過程から生じる以上、過程を無視した結果など考えてもしょうがない。それでも、どちらかを選べと問われれば、やはり結果であるべきか。

理由は単純だ。例え運で結果がでただけであっても、その結果から相手に迷惑がかかる事が無いからだ。全ての事は相手あっての事なので、相手に迷惑が掛からなかったのであれば、それを良しとすべきだろう。過程がいくら良くても、相手に迷惑がかかってしまったなら、職業人としては良しとは出来ない。

しかし、これは1回限り、もしくは短期的な話と加えておく。長期的な話になるほど事情が変わってくるからだ。長期的な仕事の場合、平均的に優れた結果を残す事が重要になる。人間である以上ミスをするのはしょうがないため、ミスを含んだうえで結果を求めるとなると、過程をどれだけこだわったのかが、そのまま結果になる。1回限りのように運が入る余地が無く、過程をしっかりすれば結果は出る事から、仕事が長期的になって行いくほど過程が大切になると言える。

満足度においても、得意先が長い付き合いで求めるのは親身になってくれるかどうかという話もある。長期的な仕事は過程が大事いうのはある程度は的を得ているだろう。結論として、得意先と長く付き合うなら過程が大事、1回限りのお付き合いなら結果が大事と言っておこう。一般に結果を求めるのは初心から中級者、上級者になるほど過程を重く見る傾向はある。結果を求めても結果はでず、過程を求めると結果はついてくるからだ。



----- 以下、余談 -------

この話題は討論の題材になる事があると思うが、どちらにつくべきだろうか?昔、結果でなくては駄目と言われた経験があるが、むしろ過程側について、長いお付き合い視点で話を切り返したほうが面白いのでは無いだろうか?少なくとも、ユニークさだけはアピールできる気がする。討論に勝ってもしょうがないが、結果を平均的な結果という話にすり替えると、結果側は議論しづらく見える。その場合、結果を求めて過程を大事にするのだから、結果が大事と終始してくるのか。顧客が結果ばかり求めるとは限らないと切り返してどうか?ここら辺が勝負所だろうか?

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