2016年4月29日金曜日

何故上司は怒るのか?

今回は怒られた時の自己コントロールを紹介しよう。人間生きていれば怒られる事もあると言うものだが、その時にプラスにとるか、マイナスにとるかで差がでててくる。叱咤激励の字面通り、怒られるたら励まされているんだと考えられれば一番良いのだが、恐らくそうもいかないだろう。叱られたら負の感情が多少わくものだし、後々考えれば感謝しなければとなっても、叱られた瞬間に感謝とまで行くのは難しい。

でも、それは叱られた時に叱られていると考えるからだ。上司が部下を叱る時は、勿論失敗に対して怒っていることもあるだろうが、実の処、気持の切り替えを強制的にする目的がほとんどだ。人間は自分で気持ちをコントロールするのは難しいため、それを上司がショック療法として叱る。この事を知っているか、知っていないかで怒られた時の気持は大分違うように思う。

上司は自分が憎くて怒っているのでは無い。単に気持ちの切り替えを要求している。そして、怒られた時にすぐ気持ちを切り替えられる人は可愛げのある人となる。本当に気持ちを切り替えられるかどうかは問題じゃない。その姿勢を見せれるかどうかがポイントとなるので、覚えておけば役に立つ事もあるだろう。

怒られた方より、怒るほうが大変なんだと言われる。怒るには怒る理由を探さなければならないし、怒るほうだって気持が荒れてしまう。決して気持良いものでは無い。そこを察したい処だが、怒るほうが何故つらいかの理由を一つ上げておこう。人間は年をとるほど、感情の弾力性がなくなって行く。子供は今泣いたカラスがもう笑うと気持を引きづらないわけだが、大人はそうもいかない。年をとるほどに気持が戻らなくなっていくものなのだ。一度怒ると怒った気持を戻すのに時間がかかり、怒った時だけじゃなく、相当時間不快な思いをする可能性がある。

下の者は怒られた時にショック療法的な気持ちを切り替えるタイミングを与えられるが、それが無い上の者は怒った気持を引きづるわけだ。なぁに、辛いのは自分だけじゃない。上の気持を汲んでやるのも部下の度量というもの。





---- 以下、余談 ----

人は年を取るほど怒らなくなっていく。しかし、年をとるほど気持を引きずるようになる。もしかして、人が年を取るほど怒らなくなっていくのは、生物としての生存本能的何かなのか?怒ると言う不快な感情は生きる上での障害になると。年をとると良い意味で枯れて、そういった事もないのか?枯れれば気持を引きづらないとすれば、一番のネックは中年という事になるか?


0 件のコメント:

コメントを投稿