2016年4月1日金曜日

人を憎まず、仕組みを憎め

トヨタでは人を憎まず、仕組みを憎めという言葉があるらしい。トヨタらしい。誰かが失敗したとする。その者を憎んで責任を取らせても、問題が起きた事の根本的な解決にはならない。それなら、その者を憎まず、仕組みを徹底的に洗いなおしたほうが次につながる。こんな処なのだろう。人材を大切し、合理性を常に求める姿勢が伝わってくる言葉だと思う。

仕組みを憎むとは、つまりは責任者側が自らの非を認めるという事だ。部下も失敗すれば自分が悪い事は重々承知している。その時に、何故失敗したんだ?この馬鹿野郎とだけ言われるより、次頑張れ、ミスは俺の責任だと言われたほうが、部下の心に響くのは間違いない。部下は次こそはミスを取り返そうと頑張ってくれるだろう。上司に嫌われたい部下はいない。人を憎まず、仕組みを憎めはその心情をうまく捉えた言葉とも言える気がする。

人を憎まず、仕組みを憎め。要チェックである。

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