2016年5月30日月曜日

イチゴの先だけを食べる人

ラジオからイチゴ狩りの話を紹介する。イチゴ狩りでイチゴの先だけ食べる人が増えているらしい。どうも、イチゴの甘味は先にあるようで、甘い処だけ食べて他は捨てる事をしているようだ。食べたいように食べるのが一番良いと言いたい処だが、甘いも酸っぱいも合わせてイチゴのように思う。甘い処だけ食べると得した気分になるのだと思うが、果たして本当にそうだろうか?

イチゴの甘さは酸味が引き立てる。甘い部分だけを食べては、イチゴの醍醐味と言うか、イチゴに本来備わっている甘味の美味しさを感じる事は出来ないだろう。酸味あってこそのイチゴなのに、その酸味を味合わないなんて、何て勿体ない事をしているだろう。

酸いも甘いも嚙み分けるという言葉があるが、酸いを知っているからこそ、甘いの本当の美味しさが分かる。甘いだけを味わっては、本当の美味しさは分からない。その事に気づいていない分、甘い処だけ食べ、他を捨てる行為は実は損をしていると言えよう。




---- 以下、余談 ----

見方によっては、イチゴの先だけ食べて他を捨てると言う行為は、食べ物を粗末にする行為だ。食べ物を粗末にしない人と、食べ物を粗末に扱う人がいたとして、一つだけ言えるのは、食べ物を粗末にしない人は周りの人も大切にする可能性が高いと言う事。自分はイチゴの先だけ食べるなんて許せないと言うほど潔癖症では無いが、食べ物を粗末に扱わない事は信用に繋がるのも知っておきたい。


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