2016年5月21日土曜日

貧困の強さ

貧困を経験した人に成功者が多い理由を考えて見る。恐らく、幸福と感じれるラインが低いからだろう。普通なら不幸な状況でさえ、ストレスを感じづらいのが要因では無いだろうか?例えば、子供の頃から高級品ばかりを食べている人は、高級品が普通の品物になるだけでストレスを感じやすい。だが、貧困を経験していると、貧乏が身に染みていると言うのか、あの頃と比べればとなり、物が食べれるだけで十分となる。

極端だが、道端で寝ていた経験がある人は、布団があるだけで幸せを感じれる。普通は布団は当たり前すぎて、布団がある事に幸せを感じはしないだろう。ましてや、布団がなくなったら不幸と考えるに違いない。道端に寝ていた事がある人なら、布団がなくなっても元に戻っただけなので、俺も布団で寝たことあると、その経験に満足するに違いないのだ。

人生は長い時間をかけた勝負だ。その勝負の中ではストレスの扱い方の上手さが効いてくる。そのストレス自体を感じづらい貧困育ちに成功者が多いのは自然と言えよう。成功に最も必要な要素は我慢強さだと言われるが、普通なら我慢と感じる局面で、幸せを感じれてしまうなら最強と言うものだ。

また、貧困の経験はお金の大切さを身に染みこませる。10セントを大切にしない心が、君をボーイにしているというジョンロックフェラーの名言があるが、貧困の経験は自然と10セントの価値が身に染みるのでは無いだろうか?

貧困の強さを考えて何だという訳でもないが、貧困を経験した事が無いなら、疑似的に貧困になって見てはどうだろう?要は、今ある当たり前がどれだけ素晴らしい事かに気づけと言う話だ。禅の修行のように、あえて笑うのを禁止したりして、今あるものを捨てて見る。そうすると、究極的には笑える事が有難い事と気付けるはず。なかなか、そこまでは行けないが、方向性としてはそういう事だ。貧困の強さは上に書いた以外にも、成功への渇望の強さ等もあるだろうが、当たり前の有り難さを自然と感じれる事につきるだろう。





0 件のコメント:

コメントを投稿