2016年10月28日金曜日

ある大工さんの話

ある時、

知事の椅子が壊れたんだ。

じゃあ修理してもらおうってさ、

大工さん呼んだんだよ。


で、大工さんが来て修理が始まったんだけど、

凄い大工さんでさ。

丁寧な事、丁寧な事、

こんなにやってくれるの?って。


椅子を修理してって依頼なんだし、

壊れた部分だけ治して終わると思うじゃない。

報酬も変わらないんだしね。


それがその大工さんと来たら、

それ以外の部分も綺麗にしちゃうし、

余りにも仕事が行き届いてるんだ。


余りにも親身になって椅子を直してくれるからさ、

聞いちゃったんだよ。

何でそんなに丁寧に仕事してるの?って。


そしたら、

その大工さんすごい事言う。


いやぁ、

この椅子は将来自分が座ろうと思ってるから。

自分の椅子を丁寧に直すのは当然だろ?って。

驚いた大工だろ?


で、

これ誰の話だと思う?


その大工さんさ、

今の知事なんだよ。

驚いただろ?

本当に驚いた大工だったよ。




---- 以下、余談 ----

聖書にある話をリスペクトしてみた。この話は潜在意識がかくも凄い力を持つという一例。出世したかったら上司の猿真似をするのが良い。口癖から、食べ物、趣味、ファッションブランド何から何まで同じにする。そしてこう思おう。将来貴方のポジションに座るんで、その時のためと。恐らくその願いは叶うはずだ。参考までに。




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