2016年3月17日木曜日

利他の人

利他であることは大切らしい。

アメリカのジョンロックフェラーによると、自分のためではなく、人のためにすることが成功の秘訣と言っている。中国の客家では運は親切をした人の背中からやってくると言う。あるトップセールスの話によれば、売ろうとしてるうちは駄目だそうだ。お客のためを思って行動していれば、売らなくても買ってくれるもんさと。日本でも情けは人の為ならずと言うし、これだけを持って言うのもおこがましいのだが、古今東西、国の内外を問わず利他の重要性はおおよそ証明されているように思う。

誰かのためにしている行為は人間が満足感を得られ安い行為と言われるし、実質的な利益のほかにも精神衛生上も利他を志したほうが良いのだろう。利己的な行為は他人からはいい目では見られないし、おそらく精神的なストレスもたまりやすいのでは無いだろうか?利他は邪魔が入りづらいが、利己は邪魔が入りやすいので、自分がやりたい事もなかなか出来ないだろう。

利他は周りを明るくする。明るくなった周りは、いつかはその気持ちを返してくれる。そして、自分の満足感も高いというメカニズムが利他が尊ばれる理由ではないだろうか?利他がなぜ良いのかを考えて利他的になるのでは、利他が持つ人情的な美しさを損なうように思うが、利他は合理的な話だ。北風と太陽の逸話とも通じるところがあるだろう。

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