【その16】
老先生の教え。異端を攻めるのは害あるのみ。
老先生の教え。異端を攻めるのは害あるのみ。
【解説】
①
諸君、私心を育てるなよ。害ばかりとなる。
②
異端 = 私心
聖人の道 = 真心
③
時と共に変わるものと、変わらないものがある。変わるものを無視はできないが、変わるものは修めても変わる。変わらないものは軽視されやすいが、修めると生き方に軸ができる。
④
まずは10年一処に腰を据えよう。どんな分野でも一人前になれる。雑学はその後で良い。
異端 = 雑学
⑤
葬儀屋としても、役人としても、正統と認められたもの以外は使えない。異端を専攻しては学んだ事が無駄になるばかりか、往々にして周囲の拒否反応を呼ぶ。
⑥
この手の話は先生が弟子に浮気をさせないためにする場合が見受けられる。そして、見込んだ弟子に一層の精進を期待するのだ。孔子が30歳の頃から私塾を開いていた事情に鑑みると、こういう側面を捉えても良いかも知れない。
⑦
一事が万事、万事が一事、如何なるか是一事。
⑧
新しい事には注意しなさい。古い事を尊びなさい。
------ 仏教の立場からの考察 ------
異端 = 思考
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