2025年1月26日日曜日

無門関 43則 覚書

 【首山竹箆】





1、経験値:1年~3年の場合

竹箆と呼んではいけない、呼ばなくてもいけないと言われると体にどういう反応がおきるだろうか。おそらく思考が停止するのではなかろうか。その思考が停止した感覚が示された教えの一端である。教えと言うと知識偏重になりやすいが、実は何も考えが浮かばない状態も立派な教えである。そこで強制的に思考を吹き飛ばす直接手を放つ。修行者はそのまま身を任せれば良いのである。

また、何かを真剣にやってるとき竹箆を意識することはないが、全く意識しないわけでもない。その感覚と解釈しても良いかも知れない。何事も手を抜かなければ、そこに無心のハタラキが現れる。それを感じれるかどうかが勝負所である。



2、経験値:4年~5年の場合

倦まず弛まず淡々と。



3、感想

怒りはいつ怒りになるのか。怒りと名をつけたときである。だから、名を与えるな。分からないままにしておけ。名に背くことを覚えよう。



4、頌について

背触交馳 = 私があなたのために。


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